「すれば謝罪」を撲滅しよう

別に新しくも独自でもない主張だが、前からこれは言いたかったのでこの機会に、ごく手短に書く。

直近ではこの記事。

肺がん患者にヤジ「いいかげんにしろ」 穴見議員が謝罪
朝日新聞2018年6月21日
穴見氏は21日、書面でコメント。「参考人のご発言を妨害するような意図は全くなく、喫煙者を必要以上に差別すべきではないという思いでつぶやいた」と弁明。「参考人の方はもとより、ご関係の皆様に不快な思いを与えたとすれば、心からの反省と共に深くおわび申し上げる」と謝罪した。

またこの「~とすれば謝罪する」類のやつか。これこそ本当に「いいかげんにしろ」といいたいが、愚痴っているだけでも何なので、声を大にして主張してみることとしよう。この手合い、仮に「すれば謝罪」と名付けてみるが、この手合いの謝罪のやり方は、少なくとも公の場からは追放したい。「すれば謝罪」撲滅運動ということだ。

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2018年の「ローラーボール」

運動部出身ではあるものの基本的にスポーツにはあまり興味ないのでここでもあまり取り上げないのだが、今年度のゼミのテーマが「スポーツとメディア」なので、やはりこの件は見過ごすわけにはいかない。

大学アメフト頂上対決で行なわれた不可解で危険なプレー
(三尾圭 - Yahoo!ニュース個人 2018年5月7日)
反則3度のアメフト日大選手、関東学連が異例の処分
(朝日新聞2018年5月10日)
6日の試合で日大の守備選手は関学大攻撃の1プレー目、関学大のクオーターバック(QB)がパスを投げ終えた数秒後に背後からタックル。QBはそのプレーで負傷退場した。日大の守備選手はその後のプレーでも不必要な乱暴行為を続け、5プレー目で退場処分となった。

もちろん興味本位で取り上げるつもりはない。特に怪我をされた学生の方の快癒を心よりお祈りする。

5月6日に行われた試合でのできごとだ。動画がYouTubeで公開されていた。アメリカンフットボールには詳しくないが、動画を見る限り、どうみても危険きわまりない、というのが正直な印象だ。

とはいえ、これほど大きな反響を呼ぶまでにはしばらく時間がかかったように思う。Googleトレンドで見る限り、大きな話題になったのは5月14日だが、これは他大学が対戦を拒否したとしてマスメディアで大きく報じられた日だ。当初、批判が広がったのはネット上での拡散、特に動画が拡散したからではなかろうか。

別のいい方をしよう。もしこの動画拡散がなく、直接試合を見た一部のアメフトファンしか知らなかったとしたら、この件はこれほどの問題にはならなかったのではないか。

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もう平成のままでいいよ

文字通り噴飯ものだったこの件。

改元後も「平成」利用へ 納税や年金システム、混乱回避
(朝日新聞2018年5月13日)
税金や社会保障などに関わる行政システムの一部について、政府は新しい元号となる来年5月1日以降も「平成」の元号を一定期間使い続ける検討に入った。行政機関と民間の金融機関など複数がネットワークでつながっているシステムが対象で、納税や年金支給などで混乱を避ける狙い。

何をいまさら・・と絶句するしかない。この点は当初から、もっといえば退位が決まるずっと前からさんざんいわれていたではないか。

ちょっと前にこんなことを言っていた「政府内」や「首相官邸幹部」の方々は雁首揃えて頭を丸める程度のことはしていただきたい気分だ。

新元号の公表時期 政府が年末以降で検討
(日テレNEWA24 2018年1月22日)
政府内には「あまり早いと盛り上がらなくなる」との指摘が出て今年の年末以降で検討している。
新元号の発表、定まらぬ時期 免許や銀行…生活に直結
(朝日新聞2018年4月30日)
首相官邸幹部は「想像以上に元号が使われていた」と明かす。

これを機に元号を廃止せよ、といった議論が活発化することは容易に想像できるが、「保守」な皆さまが納得されまいから、それはそれで混乱を招くことにもなろう。

そこで提案だが、改元、やめたらどうだろうか。

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女性専用車両をめぐる議論について

ここ数日女性専用車両が話題に上っていたので何だろうと思ったらどうもこの件に関する反応だったらしい。

女性専用車両に男性数人が乗り込みトラブル。通勤ラッシュ時の千代田線が12分遅れる
ハフポスト2018年02月16日
東京メトロ・千代田線の国会議事堂前駅で2月16日午前8時38分ごろ、停車中の女性専用車両に男性数人が乗車してトラブルとなり、電車が12分遅延した。東京メトロ広報は「それ以上の詳細は、現在調査中」としている。 今回の一件との関連は不明だが、「女性専用車両」に反対する男性が、あえて女性専用車両に乗り込んでトラブルになるケースは以前から一部で起きている。ネット上には、2月16日に男性が女性専用車両に乗れるか確認すると宣言しているグループもあった。

くだらんことを、と思うがその昔の公民権運動のローザ・パークスをまねたつもりだろうか。スジの悪いやり方だとは思うが、支持する人たちも一定数いるようだ。

で、それに関連して思うところがあったので手短に。

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「加賀百万石」という地雷ワード

ことばは文脈によって意味が異なることを実感するというのは、文脈の異なる人が交流するソーシャルメディアではよくある経験だが、今回もその類の話。知ってる人にとってはもとより当然の話なんだろうが、私にとっては面白かったので手短に書いてみる。

もともとはこのツイートだった。見ての通り、Togetterのあるまとめに対してのコメントだ。

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がんばれ泰明小学校(の子どもたち)

なかなか面白いニュースである。

公立小「アルマーニデザインの標準服」を導入 校長の独断、全部で9万、親から批判も
ハフポスト2018年2月8日
子どもが入学を予定している区立泰明小学校(和田利次校長)では、今春入学する1年生から、新しい標準服(制服)に切り替える。イタリアの高級ブランド「アルマーニ」に依頼してデザインを監修してもらったものだ。 洗い替えのシャツまでそろえると、全部で9万円だった。学校の説明によると、いまの標準服は、上着、長袖シャツ、ズボン、帽子をそろえて男子で1万7755円、女子で1万9277円。夏服が加わったこともあり、洗替えの価格を加えても、3倍以上の値上がりとみられる。

いやなかなかのものである。小学校、しかも区立でなぜ、と思うのはまあ自然で、払えない人はどうするんだとか決めた過程が不透明だ(本件は校長がほぼ独断で決めた由)とか、批判が強いようだ。

そうなるとつい悪乗り回路が働き始めてしまう。ここはひとつ、泰明小学校(の子どもたち)を「応援」してみようではないか。

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メディア現象としての出題ミス

毎年、入試の時期になると、出題ミスの話題が出る。今年も出た。職業柄気になるのでつい見てしまう。

立命館大で入試ミス、全員を正解に 世界史の問題文 朝日新聞2018年2月4日
京大、昨年の入試で出題ミス 17人が追加合格 外部からの指摘で判明
ハフポスト2018年02月02日
大阪大入試ミス 外部指摘を学内で共有せず、対応半年遅れに
日本経済新聞2018/1/8

今年は単なるミスというだけでなく、対応が遅れたケースが国立大学で相次いだせいか、文科省も動くなど問題が大きくなっている。

入試ミス防止へ、全国大学に通知 文科省、阪大の問題受け
朝日新聞2018年01月10日
大阪大が昨年2月の一般入試の出題・採点ミスにより、本来は合格の30人を不合格にしていた問題を受け、文部科学省は9日、全国の国公私立大学の学長に対し、入試ミスの防止や早期発見を求める通知を出した。
入試ミスの外部指摘、専用窓口設置へ 文科省
朝日新聞2018年1月29日

その裏には構造問題があるという指摘、改善提案の動きもある。

相次ぐ入試ミス 問題作成、教員に負担 外部委託の動きも
毎日新聞2018年2月3日

というわけで、界隈では何かと盛り上がっているわけだが、例によって「こういう盛り上がりっていつごろからあるんだろう?」と思って、ちょっとだけ調べてみた次第。

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むしろ「否定と否定」だと思う

話題になっている、と思ったらあんまりなってなくてちょっと残念だが、映画『否定と肯定』を見てきたので感想をひとくさり。英国の裁判の様子がリアルに描かれている。人物描写などは英国映画っぽく抑制が効いていて好感がもてた。以下、若干ネタばれありだが、そもそも結論のわかっている実話ベースの作品なのであまり気にしない。

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12/31C93東ト30b新刊「メディア・コンテンツとジェンダー」

駒澤大学GMS学部山口ゼミのサークル「こち駒」は12月31日(日)、東京ビッグサイトで開催中のコミックマーケット93(C93)に参加します。東6ホール、東ト30b。今年の新刊は「メディア・コンテンツとジェンダー」。今年度「実践メディアビジネス講座I」のシリーズ講義でゲスト講師にお話しいただき学んだ内容と、私たちが調べた内容をまとめています。ハフポストに掲載されたものも一部収録。全160頁。

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それなら「ポロリ」も復活させるといい

フジテレビがやらかしたらしいこの件。

「まさか2017年に『ホモ』という言葉をテレビで聞くとは思わなかった」フジの番組で物議
(Buzzfeed Japan 2017年9月30日)

今のご時世にこれ、中で誰も何も言わなかったのか実に不思議だが、もう放映されてしまったわけでそこを突っ込んでも放映された事実は消えない。

むしろ気になるのはその後の説明だ。以下手短に。

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ES作成もAIでやっといてほしい

技術が進歩して、各所でAIの活用が叫ばれ実例がどんどん出てきている昨今だが、企業の新卒採用にも、という話。

ソフトバンクが新卒の「ES選考」をAIに任せた理由
ITmedia 2017年08月29日
同社は2017年5月29日から、新卒採用のエントリーシート(ES)選考にIBMの「Watson」(以下、ワトソン)を活用。過去のES選考のデータを学習したワトソンが、受験者のESの合否判定をしているという。

ある意味当然ありうべき方向性なのだが、せっかくなのでネタ的にひとくさり。

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東京五輪は深夜開催で

東京オリンピックが3年後に迫っている。いろいろな問題が次々に噴出して、ある意味「札付き」のイベントになりつつあるが、その中でも、当初からわかっていながらどうしようもなさそうな問題に再び関心が集まっている。夏の暑さ問題だ。

個人的にはオリンピック自体今からでも中止してもらって一向にかまわないのだが、現実に中止する流れにはなりそうもないし、熱中症で死人が続出みたいな状況は見たくないのでごく手短に書く。競技を夜開催にするとだいぶ状況は改善するのではないか。

以下、ネタなのでその点よろしく。

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戦争の何がこわいか

毎年8月になると、戦争に関するテレビ番組が数多く放映される。民放でもいい番組たくさんあるが、特にNHKのドキュメンタリーは見ごたえのあるものが多い。今になって発見される新資料や今しか得られない新証言、新技術で可能になった新たな切り口の分析など、過去をていねいに掘り起こして新たに検証し、残していこうという試みがさまざまなされていて、飽きない。

で、いろいろと見ながら、本筋からやや離れつつ、つらつらと考えたことを手短に。

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大学入学式に親は出るべき?

おおかたの学校ではそろそろ卒業式も終わるころだろう。まもなく入学式シーズンだ。大学も当然入学式を行うわけだが、この時期になると決まって出るのが、入学式に親が出席することへの批判だ。かつては「親離れできないいまどきの子ども」への批判が定番だったが、最近は逆に「子離れできない親」への批判が増えてきているように思う。

昨今、大学の入学式に親が出席することはごく普通になっている。

大学入学式に母親の7割出席 16年春、父親は3割
日本経済新聞2017年1月13日
2016年春の大学入学者の保護者のうち、母親の67.2%、父親の29.1%が子供の入学式に出席したことが、全国大学生活協同組合連合会(大学生協、東京)の調査で分かった。比較可能な08年の調査以降、いずれも最高だった。

この記事の元ネタである全国大学生活協同組合連合会のリリースをみると、親の出席率は08年から16年にかけて約10%ポイント上がっている。

こうした状況への批判は探せばあちこちで見つかる。「最近の○○はだめ」というのは世相をdisる際の定番だが、これで始まる話はまず疑ってかかるべし、というのが山口家代々の家訓(適当)なので、例によって、大学で契約してる朝日新聞の記事データベースで調べてみた。以下、論文ではないので厳密な議論ではない。あらかじめ念のため。

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情報ネットワーク法学会ソーシャルメディア研究会のお知らせ

今度の土曜日、2月25日(土)の10:00~13:00、このようなイベントをやるので告知。

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情報ネットワーク法学会ソーシャルメディア研究会
2016年度研究会

テーマ:ソーシャルメディアとニュースをめぐる現状

基調発表:
 ヤフー株式会社 メディアカンパニー メディアチーフエディター 岡田聡氏

日時:
2017年2月25日(土)10:00~13:00

会場:
 駒澤大学駒沢キャンパス1号館510教場
 https://www.komazawa-u.ac.jp/facilities/campus/komazawa.html

主査及び研究会幹事:
一戸信哉(敬和学園大学)
山口浩(駒澤大学)

この研究会のこれまでの活動の成果は、藤代裕之編「ソーシャルメディア論: つながりを再設計する」(2015年、青弓社)としてまとめられました。
しかし、その後も社会やメディアの状況は激しく変化を続けており、それらをふまえて、さらに考えを深めていきたいと考えています。今度複数回開催される予定の本研究会の第1回には、ヤフーの岡田聡様をお迎えし、ソーシャルメディアとニュースをめぐる現状をふまえつつ、今後の研究会の討議課題について議論していきたいと考えています。

学会員であればどなたでも聴講いただけます。
参加ご希望の方はリンク先よりお申込みください。
http://www.in-law.jp/bn/2017/20170219.html

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«男性保育士外しという差別