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トヨタ、リバースモーゲージを展開

トヨタ自動車は、同社のプレハブ住宅「トヨタホーム」購入者を対象に、リバースモーゲージサービスを行うと発表した(記事はこちら)。

年齢60歳以上のトヨタホーム購入者を対象とし、土地・家屋を担保として3ヶ月に1回、トヨタファイナンスから一定額を融資し、契約者の死亡時に担保不動産を売却して関西する。住宅と金融を融合した「ライフサポートサービス」の一環としての位置付けとのこと。

リバースモーゲージは、被担保債権の額と担保不動産の価値の双方が借主の死亡時まで確定せず、従来型の手法では評価が難しい。東京三菱銀行の青沼君明氏らがリアルオプションモデルを用いた評価モデルを発表しているが、同行は実際には発売しておらず、日本では、武蔵野市をはじめ一部の地方自治体などが発売するにとどまっている。

日本は不動産価格が相対的に高いため、本来ならリバースモーゲージが普及していてもおかしくないとも思われる。普及の遅れの原因は、一般的には、担保評価技術の未発達のほか、中古家屋の評価が必要以上に低いこと、この契約が不動産を相続する慣習にそぐわず家族が反対する例が多いこと、などがあるといわれている。トヨタの場合は、自社物件ということで担保評価が容易だと記事にあるが、そもそも中古住宅の評価が低い現状で、自社物件だけ高く評価して融資することにリスクはないのであろうか。もちろん「天下のトヨタ」であるから何らかの成算があってのことだとは思うし、日本の金融機関の消極性に比べれば評価すべきであろうが、若干気になるところではある。

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